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執筆者の写真まねきん

真面目な人に向いている仕事26



普段から真面目な人であれば当然のように仕事にもマジメに取り組んで成果を出されるかと思いますが、特に真面目な人に向いている仕事はなんでしょうか?


多くの会社では、元気で押しの強いことがウリの営業職、センスがもてはやされるクリエイティブ職などが花形になりがちですが、業務がしっかり回るように会社を内側から支えているのは几帳面(きちょうめん)さがウリの人だったりします。

 

また、工業製品の生産や電車・バスの運行など、あらかじめ決められた作業をきっちり行って安定的に成果を出すことが求められる仕事もたくさん存在します。

ここでは、そうした真面目な人に向いている仕事を紹介します。


真面目な人のポジティブな特徴

なんといっても真面目な人は仕事で尊ばれます。

まずは、どんな特徴を仕事に活かせばいいのかを見ていきましょう。


1. 責任感が強い

真面目な性格の人には、仕事をいい加減に進めたり放置したりすることができない責任感の強さがあります。


2. ルールを守る

真面目な人には、「ルールは守るもの」という潜在意識があります。

遵法意識も高く、コンプライアンスにうるさい現代ではチェック役として活躍の場があります。


3. 几帳面(きちょうめん)

物事に対し、真面目に取り組む前提として几帳面さが見受けられます。

細かいことを疎かにすれば、ミスが続発します。

一方、真面目な人は細かいことをしっかり確認することが得意な場合が多く、几帳面さも備わっています。


4. 粘り強い

真面目な人は結果を出すことに対する責任感が強いため、何事にも粘り強く取り組みます。


5. 安定感がある

真面目な人には何事も周囲が期待する成果を出そうという意識が強くみられるため、周りの人に安心感を与えます。

仕事だけでなくプライベートでも真面目で体調管理などもしっかり行い、常に一定のパフォーマンスを発揮します。


6. 仕事をキチンとこなす

マジメな人の特徴といえば、まずこれかもしれません。


与えられた仕事をキッチリと遂行し、時間は守り、周囲に迷惑をかけることはないでしょう。


真面目な人に向いている仕事

次に具体的に真面目な人に向いている仕事・職種を紹介します。


1. 経理・会計

会社のさまざまな取引や資金移動を帳簿に記帳して決算書を作成する仕事には、正確な処理が求められます。

営業であれば「だいたい100万円」といった大雑把な金額管理で構わないかもしれませんが、経理の場合は1円単位で正確に記帳する必要があります。

そのため、真面目にきっちりと仕事をこなす人に向いていると言えるでしょう。


2. 資金管理

現預金の管理は、会社の基本中の基本です。

これが疎かになって、資金繰りがつかなくなれば会社は倒産します。

横領や着服の誘惑のある仕事なので、倫理観が強く真面目な人でなければ任せられません。


3. 契約事務

契約手続きは取引条件を決める重要な業務です。

ズボラな人に任せると金額、日付、企業名、代表者名、住所などの重要条件が間違っていても見過ごされがちです。

一字一句を丁寧にチェックする真面目な性格の人でなければ務まらない仕事です。


4. 金融ビジネス

銀行、証券、保険等の金謬ビジネスには、経理、資金管理、契約事務などが集積しています。

一部の営業職やディーラーなどを除けば、真面目な性格の人が多く集まる業種です。


5. 消耗品管理

文房具などの消耗品は必要量を適切に調達する必要があるため、小まめなチェックが欠かせません。

ズボラな管理をしていると物品の横領や横流しを看過することにもなりかねないので、几帳面で真面目な人に向いています。


6. 労務管理

とくにシフト勤務のある24時間操業の工場では、複雑な労務管理(勤務時間管理)が求められるため大雑把な性格の人には向きません。

また、労務管理には法令遵守という側面もあるので、真面目で社会のルールを守ろうとする意識の高い人に適しています。


7. 施設管理・警備

施設管理や警備も手続きや時間の厳守が求められるため、真面目な人に向いています。

カギを紛失したり施設の利用時間や警備時間がマチマチだったりすれば、多くの人に迷惑が及びます。

そうした問題をよく心得てきちんと対応する人に向いています。


8. 機械・設備保守

機械や設備は使い続ける間に必ず劣化します。

それを前提とした点検・保守を怠れば大事故に発展しかねません。

「直前まで安定的に稼働していた」という事実をとらえ、慢心して手抜きをするような不真面目な人には任せられない仕事です。


9. システム管理(アドミニストレーター)

内部システムのネットワーク、端末、サーバー、メディアなどを管理するアドミニストレーター業務も、いい加減な人には務まりません。

端末やメールアカウントを入社、退社、異動に応じ、適切に設定・廃止したりトラブル処理を速やかに実行する誠実さが求められます。


10. システム運用

システム運用は、トラブルなく安定的に行われることが前提とされます。

決められた作業を手順に則り正確に行う生真面目さが求められます。

トラブル対応が緩慢であれば致命的な問題に発展する恐れもあるため、強い責任感も必要です。


11. システム保守

システムの稼働後に、バグや何らかの不具合が見つかることは珍しくありません。

機械や設備と同じようにシステムの保守も必要です。

システムダウンや誤作動による甚大な被害を想像し、それを防ぐために真面目に働く人が求められています。


12. 物品調達

物品調達の際には、数量、価格、品質の正確なチェックを要求されます。

これらに不備があれば、会社の財務状況や製品のクオリティに重大な影響を及ぼす恐れがあります。

予定どおりの調達ができているかきちんと検証する真面目さが大切です。


13. 在庫管理

調達品や製造品は在庫として蓄えられます。

それらの入出庫数や在庫数の把握、不良品の認識と廃棄・除却などにも、厳格な対応が要求されます。

段ボール箱などの大ロット管理だけでなく品物1点ずつの把握が必要なので、不真面目な人には不向きです。


15. 品質管理

会社が定める品質基準を満たさない商品を出荷すれば、信用問題に発展しかねません。

論理的かつ厳格な品質基準の設定や検証は、真面目な人に向いている仕事です。

社内のさまざまな部署に対し厳しい要求をすることもあるため、真面目で誠実な人でなければ務まらないでしょう。


16. 出庫・搬送

メーカーの責任は、製品を出庫して顧客に納品することにより一区切りがつきます。

出荷段階できちんと梱包されているという理由で製品をぞんざいに扱う人には、安心して仕事を頼めません。

額に汗しながら真面目に働く人が求められます。


17. ルート配送

新聞配達や宅配ドライバーなどのルート配送業務も、時間の成約が厳しい中で多くの配送先を回らなければならず、いい加減な人には務まらない仕事です。


14. 技師

設計士、建築士、測量士などの技師には、緻密な計算と数多くの実験を要する仕事が多いです。

そのため、地道に粘り強く作業することに耐えられる真面目な人に向いています。


15. 薬剤師

医薬品を扱う薬剤師には、厳密な知識と管理能力が求められます。

真面目でなければ6年間大学に通って国家試験に合格することは難しく、職場に出ても人の命と健康を守るために間違いがあってはいけない仕事です。


23. 士業


  • 弁護士

  • 会計士

  • 税理士

  • 社会保険労務士

  • 司法書士

  • 行政書士

  • 弁理士


などの「士業」は、真面目に勉強しなければ資格試験に合格して開業できません。

開業後も法令などのルールを逐一確認しながら仕事を進めることが多く、いい加減な人には務まらない職業です。


22. 校正者

雑誌や新聞などの記事の文字に間違いがないかをチェックする校正者の仕事は、真面目できっちりと細かいところも見逃さない注意力が必要です。


23. 旅客運送

鉄道、バス、航空機、船舶などの旅客運送業では、安全確保と定時運行が極めて重視されます。

こうした業界で働く人には、決められた作業を安定的に行う真面目さが必要とされます。


24. リスク管理

品質保証、情報セキュリティ、与信管理なども含むリスク管理業務は、モノやサービスを生産したり販売したりする業務ではないため、その必要性や重要性を十分に理解してくれない人が多くいます。

そうした中で会社が過度なリスクテイクをして経営が傾かないように、地道かつ辛抱強く業務に取り組む生真面目な人が必要とされます。


25. コンプライアンス

企業倫理や法令等遵守に関する業務は、誠実かつ真面目な徳の高い人に適した業務です。


  • 立場が変われば平気で前言を翻す

  • 顧客や上司に平然とウソをつく

  • 部下を酷使しても心がまったく痛まない


といった、不誠実な人がコンプライアンスの重要性を説いても信用する人はいません。


26. 監査

会計監査、業務監査、システム監査などは、他人の業務を客観的かつ公正な基準と手順に従い検証する業務です。

思いつきや感情に基づき仕事をするような人に任せられることではありません。

誰もが納得せざるを得ないことを、愚直に進められる真面目な人に向いている仕事です。


真面目な人のネガティブな特徴

何事にも表があれば裏もあります。

真面目であることがアダとなってしまう場合も押さえておきましょう。


1. 貧乏くじを引く

人に頼まれたこことは何でも素直に受ける傾向があるため、責任感の強さがアダとなって貧乏クジを引くことがあります。


2. 融通がきかない

文字通りマニュアルに書いてある通りに業務を行おうとして、マジメだけど融通がきかないという評判になってしまうと仕事の上ではマイナスです。

ルールを守らない人を責めたり、「ルールは守って当然」という態度が誤解を生む原因になることもあります。


3. 堅物(カタブツ)

マジメも行き過ぎると、堅物、近寄りがたいと思われたり、交友関係で出遅れたりすることがあります。


4. 全体の状況が見えなくなることがある

真面目に仕事に取り組むのはいいのですが、真面目にやりすぎ、仕事を抱え込み過ぎて残業が多くなることがあります。

仕事も大事ですが、それ以外の側面にも目を向けましょう。


自分の真面目な性格にあった仕事選びをしよう


営業・販売などの職種では、親しみやすさや話のおもしろさ、誠実さが適性とされます。

音楽、映像、芸術、文学などクリエイティブな能力が欠かせない分野もあります。

このような人の感情や直感に働きかけることが求められる仕事では、必ずしも正確無比な作業が尊ばれる訳ではありません。

柔軟で臨機応変な(悪く言えばいい加減で適当な)対応が好まれるケースもあります。


世の中に同じような性格の人しかいなければ、社会は息苦しいものになります。

真面目な優等生もいれば、たまにハメを外すお調子者など様々な個性の人がいるからこそ、日常が面白みを持ちます。

これは、仕事においても同じことが言えるでしょう。

得意不得意だけでなく、業務内容により重視される人間的な特性は異なります。

自分の個性に合う、自分を生かせる仕事を探しましょう。


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