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仕事が辛い…辞めたい人が本当に辞めるべきか判断チェックリスト

仕事が辛い、辞めたい、しかし辞められない、辞めるわけにはいかない…。

これはとてもツライ状態ですよね。

でも、いつまでもこのままでは身体も心も壊してしまいます。

もちろんこんな状態ではいい仕事もできないし、キャリアアップも望めません。

いまの会社を辞めるか、辞めないか、もう少し耐えるべきか。

それを考える上でヒントとなるチェックポイントをご紹介します。

仕事が辛い辞めたい…けど辞められないのだとしたら

会社を辞めるかどうか、簡単には決断できないでしょう。

それはよくわかります。

しかし、このまま耐えていてもどうにもならないのだとしたら、何らかの基準を自分の中にもうけて、判断することが大切です。

自分自身の将来のビジョンや過去の経験に基づきながら、その“判断基準=絶対に譲れない事・ブレない軸”をしっかりと定めましょう。

辞める判断基準セルフチェック

□ 「辛い」のは、何が辛いのですか?

まずは何が理由で会社を辞めたいのか、その辛さの原因をしっかりと分析しましょう。

実はそのストレス原因が「会社」や「上司」ではなく、プライベートな問題や自分自身の心の問題だったという場合もあります。

□ 現在の会社に入った理由は何ですか?

今がどんな状況であれ、会社に入社する時には、必ず志望理由を伝えて入社しています。思い出してみましょう。

就活で今の会社しか内定がもらえなかった、そもそも覚えてもいないという場合もあるかもしれません。

しかし、しっかりとした志望理由がなければ、その仕事は辞めてもいい事になるでしょうか?次の職場では、しっかりとした志望理由を伝えられる自信があるでしょうか?

□ いまの会社は、どの程度ブラック企業ですか?

務めている会社がブラック企業だった場合、辞めてよいでしょう。

しかし、その度合はどれほどのものでしょうか?本当にブラック企業と言えるものでしょうか?一流企業であっても、大切な仕事があれば、社員が責任感を持って深夜まで残業代もなく働くという事は日常茶飯事です。転職先がさらにブラックだったという結果にならないよう、客観的な視点で判断したいところです。

□ 転職先に求めるものは何ですか?

転職するとしたら、その転職先に求める条件はなんでしょうか?その条件は明確ですか?

実際に、そういった条件を満たす企業はあるか調べていますか?また、その条件は、今いる会社では絶対に果たされない条件でしょうか?

□ 現在の会社にいて得られた知識やスキルは何ですか?

どんな会社にいても、仕事をしていれば、自然とその業界の知識やスキルを得る事ができます。

転職の場合、社会人としてのビジネススキルや業界での経験が求められます。

転職先で通用するスキルや経験を持っていますか?また、それを客観的にアピールする事ができるだけの実績はありますか?

□ 年収はいくらもらえれば十分ですか?

自分自身の収入に対して満足している人は、おそらく少ないでしょう。

では、いくらあれば十分と言えるのでしょうか?

今の会社で、その収入をもらっている人は誰もいないのでしょうか?

また、転職によって、収入をいくらまで増やしたいと考えていますか?

転職をすれば、年収が下がる場合も多くありますが、それでも転職したいですか?

□ 健康的な生活を送れていますか?

仕事によって、健康に支障をきたすようであれば、その仕事を変える必要があります。

しかし、会社を辞めるという選択が全てではありません。

しっかりとその原因を病院で診てもらったり、部署移動はできないか相談をしてみましょう。何もアクションを起こさないまま会社のせいと判断してしまっては、自分にとっても会社にとってもよくありません。

□ 家族に話しましたか?納得、説得できそうですか?

結婚して子供もいる方の場合、家族の反対に合う場合があります。

年収は上がるのか下がるのか、転勤があるのかないのか、奥さんとしては気になるところです。仕事のストレスに加えて、家族問題のストレスまで発生して、もう安まる場所もない!…という事にならないように注意が必要です。

□ 会社を辞めるメリットとデメリットは何ですか?

辛い時は、嫌な事ばかりに意識が向いてしまうものです。

会社を辞める事のメリットやデメリットを、紙に書き出してみましょう。

意外にも、メリットの方が多いなんて事もあるかもしれません。

そして、デメリットとして挙げた事は、退職して本当に失ってしまっても良い事なのか、冷静に考えましょう。

□ 会社を辞めることによって、その問題は本当に解決しますか?

どこに辛さやストレスの原因があるのか、しっかり分析ができてないと、会社を辞めてからも辛さを感じ続けることになります。

転職したとしても、転職先で、また同じ問題を繰り返す可能性があります。そして、また辛い、辞めたい…を繰り返してしまうのです。

会社を辞めることではなく、自分の努力によって解決できないのか?厳しく自問自答しましょう。

その上で、このままいまの会社にいても問題が解決しないという事であれば、会社を辞めるという判断でよいでしょう。

□ いままで辞められなかった理由はクリアになった?

これまでもずっと辛かったのだとしたら、それでもいままで辞められなかったのはなぜですか?

「3年は続けなきゃだめだ」「隣の芝は青く見える」そんな言葉が頭をよぎってしまい、ズルズルと…。

あるいは転職して働いてみたい会社はあったとしても、「日々の業務が忙しいから」という理由で、実際には転職活動も何もしていない…という状況が続いていたのかもしれません。

いつかは辞めてやる!と思いながら中途半端な気持ちで仕事を続けてしまっている・・・。

将来的に見れば、早く今の会社に見切りをつけて、新しい職場で、どんどん成果を出したり自分らしい社会人生活を送る事が理想的です。

ですが、

・今の会社を辞めたら、ローンが払っていけない…

・今の会社は知名度が高いけど、転職したら同じような有名企業に入れるか分からない…

・いまは全然評価されてないけど、担当してるプロジェクトが評価を受けて、来年には役職がもらえるかもしれない…

・・・などなど、悩みは人それぞれ。

仕事を辞めるか辞めないか。項目のほとんどにチェックがついたとしても、辞められない理由が自分の中で解決できなければ、前には進みません。

これまで辞められなかった理由はクリアになったでしょうか?

「辞める」と決断したらすぐ行動!

ここまで各項目をチェックしてきて、やっぱり会社を辞める!と決断したら、すぐに行動開始です。

行動してしまえば弾みがついて、物事は進んでいきます。

具体的には、転職サイトや転職エージェントへの登録、転職先へのアプローチを開始しましょう。

まだ退職する事を公にしてはいけません。ある程度転職先の見通しが立った段階で上司に相談する方が退職はスムーズに進みます。

上司に退職の意思を打ち明ければ、「もう少しいてくれ」と引き留められる可能性もありますが、ただの会社の都合だったり、上司の成績評価として退職者を出したくないからといった理由がほとんどです。

本当に自分の事を思ってくれて引き留めているのであれば、しっかりとお礼を伝えた上で、あらためて退職の意思を伝えましょう。

逆に全く引き留められないという事であれば、その決断は正しかったと思うようにしましょう。

また、転職活動中は、勤務態度に影響が出やすいものです。

仕事は真面目にこなしようにして、くれぐれも社内でトラブルを起こすような言動は控えましょう。

Image by Grovemade
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